医療法人社団 鳳友会なんぽ矯正歯科 川崎・新百合ヶ丘

矯正治療をすると

1.咬み合わせが良くなります

上下の歯がバランス良く当たるようになるため、前歯で噛み切る、奥歯で噛み砕く・すりつぶすなど咀嚼の能率が上がります。
また、よく噛めるようになることで、脳や消化器官への好影響につながります。

2.見た目の印象が良くなります

歯並びはお顔の印象を決める重要な要素です。きれいな歯並びは見た目の印象を良くし、より素敵な印象になります。

3.プラークコントロールがしやすくなります

歯並びが良くなると唾液の自浄作用が働きやすく、ブラッシングもしやすくなるため、虫歯や歯周病になりにくくなります。

4.発音、滑舌が良くなります

歯の隙間やデコボコが無くなることで、発音がしやすくなります。また、必要な方には舌の動かし方のトレーニング(口腔筋機能訓練)も行いますので、滑舌の改善にもつながります。

5.顎の骨の大きさ、バランスが良好になります(小児矯正)

小児矯正では、歯並びだけでなく、顎骨の成長発育の是正も行いますので、お顔全体を前後左右バランスの良い状態に改善します。

6.アゴへの負担が減ります

上下の歯が全体でしっかり当たることで、顎関節への負担が減ります。

7.8020を達成出来る可能性が高くなります

80歳で20本の歯を維持することを目標にした8020運動がありますが、実際に8020を達成した人はどのような咬み合わせなのかを調べた研究では、8020達成者の84%が正しい咬み合わせをしており、反対咬合(受け口)や開咬(咬んでも上下の前歯が当たらない)など、上下の歯が正しく咬んでいない状態(不正咬合)の方はいませんでした。
さらに、8020達成者の咬む力は、正しい咬み合わせの20代の成人と比べて遜色がなかったという結果も出ています。つまり、歯並びと咬み合わせが良いことは歯の本数だけでなく、咬む機能も維持することにつながります。 ※Dental Prescale®を用いた8020達成者の咬合調査(歯科学報 2005; 105(2): 154-162)より

当院における矯正治療の特徴

1.初診時は、約1時間のカウンセリングを行い、疑問を解決します

矯正治療は、年単位の治療期間を要します。そのため、最初に不安なこと、疑問点を全て解決してから治療を開始出来るよう、カウンセリングに十分な時間を取っています。後日、再相談でご来院頂くことも可能です。

2.担当医は全員、大学病院にて矯正治療の専門的な研修を受けております

矯正治療を担当する歯科医師は全員、大学病院の矯正歯科にて専門的な研修を修了しております。

3.女性歯科医師が在籍しています

女性歯科医師がおりますので、お子様でも安心して治療を受けて頂けます。

4.担当スタッフは全員自らが矯正治療経験者です

矯正治療は虫歯の治療などとは異なり、誰しもが治療を受けた経験があるというものではありません。そのため、実際の治療がどのようなものなのか経験談を聞く機会は少なく、ご自身やお子様の治療を進める上で不安な要素になると思います。
当院では、担当スタッフ(歯科医師、歯科衛生士、コーディネーター)は全員、矯正治療を経験しておりますので、自らの経験を踏まえた上でご説明致します。

5.虫歯治療、歯周病治療、矯正のための抜歯処置も当院にて行います

虫歯や歯周病がある場合は、矯正治療の前に処置を行わなければなりません。また、矯正治療のために便宜的な抜歯が必要になる場合があります。これらの処置は、全て当院にてお受け頂けます。
万が一、矯正治療中に虫歯になった場合でも、早期発見・早期治療が可能ですのでご安心下さい。
(他院から矯正治療のみでの御紹介の患者様は、紹介元の医院と連携して治療を行います)

6.目立たない装置を使用します

矯正治療の装置は、見た目が目立つから出来ないというご意見をよく耳にします。当院では、審美性と機能性が高い装置を使用しておりますので、お子様だけでなく、成人の方でも見た目を気にすることなく治療を受けて頂くことが可能です。

7.治療期間中は、担当の歯科衛生士によるお口の衛生管理を行います

矯正治療の装置を装着すると、ブラッシングしにくく、汚れが溜まりやすいという欠点があります。当院では患者様ごとに担当の歯科衛生士を決めておりますので、ブラッシングの練習や専用器具を使用したクリーニングを継続的に行っていきます。また必要に応じて、フッ素塗布などの予防処置も行います

8.各担当スタッフが、チームとして連携しながら治療を進めてまいります

患者様おひとりに対して一名のスタッフのみで対応をするわけではなく、「歯科医師」「歯科衛生士」「歯科コーディネーター」がチームとして連携しながら、治療を進めてまいります。

矯正治療について

あなたの歯並び、お子様の歯並びに似ている写真はありますか?

上の写真の中に当てはまるものがあれば、矯正治療が必要である可能性があります。お気軽にご相談下さい。

矯正治療は開始する年齢、症状によって、目的、治療内容、使用する装置が大きく異なります。

小児矯正(混合歯列期の矯正)

小児矯正とは、子供の歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)へ生え換わる時期に行います(小学生の時期)。早ければ、6歳臼歯と前歯が生え揃った時点で治療を開始することが出来ます。 一般的に矯正治療というと、単に歯並びを治す治療と思われている方がほとんどです。 ですが、この時期の治療というのは、単に歯並びを治すことが主な目的ではありません。

小児矯正の主な目的は2つあります。

上下の顎の骨を適切にバランス良く成長出来るようサポートをする

小学生から中学生というのは、身体が大きく発育する時期です。それに伴って顎の骨も成長していきます。上顎は10歳頃まで、下顎は思春期の頃(12~15歳くらい)に成長のピークを迎えます。つまりお顔の形を作る非常に大事な時期になります。 この時期に歯並び・かみ合わせに問題がある、指しゃぶりなどの癖がある、舌がうまく動かせていない、お口がいつも開いている、などの症状があると、上下の顎の骨の成長に影響が出る可能性があります。小児矯正によって、上記の問題を早期に解消し、歯が生える土台となる顎の骨が適切に成長出来るようサポートを行っていきます。

適切な時期、正しい位置に永久歯が生えるよう管理・誘導をする

乳歯から永久歯への交換は、歯によって適切な時期というのがあります。適切な時期に自然交換が出来ない(重度の虫歯による乳歯の早期欠損、乳歯が歯茎と癒着して抜けない)場合、永久歯の萌出に影響が出る可能性があります。小児矯正によって歯の生え換わりを管理し、必要に応じて装置を使用しながら正しい位置に生えるよう誘導をしていきます。

小児矯正(混合歯列期の矯正)終了後、本格矯正(永久歯列期の矯正)に移行

小児矯正の目的は上記しましたが、小児矯正終了後、12歳臼歯の萌出、身体の成長がひと段落した後、本格矯正(永久歯列期の矯正)に移行する場合があります。 小児矯正で上下の顎の大きさとバランスを整えていますが、顎の大きさに比べて永久歯の大きさのバランスが悪い(歯のサイズが大き過ぎるなど)場合に行う治療です。 この治療の主な目的は歯並び・かみ合わせの改善になります。

本格矯正(永久歯列期の矯正、成人の方の矯正)

永久歯に全て生え換わってから、または成人の方が行う治療です。この治療は歯並び・かみ合わせの改善が主な目的になります。 成人の方の場合、詰めものやかぶせものが入っていることや、かみ合わせが原因で一部の歯が集中的に削れていることがあります。詰めものやかぶせものは現在のかみ合わせに合わせて作られたものです。当院では、矯正治療後に詰めものやかぶせものを作り直した方が良い場合や歯の形を整えた方が良い場合は、診断の際に説明をさせて頂きます。

抜歯について

当院では、精密検査・診断の結果、抜歯を行う治療が最良であると判断した場合のみ、抜歯を行います。 あらかじめ説明をさせて頂き、患者様のご理解・ご同意を得た上で治療を行っていきます。

矯正治療の流れ

初診相談
歯並び・かみ合わせについて気になること、心配なことをお話下さい。
矯正治療の内容、期間、費用についてお話をさせて頂きます。
精密検査
レントゲン撮影・歯の型取り・お口の中の写真・お顔の写真を撮り、現在の状態・症状について分析を行います。
診断
精密検査の結果と具体的な治療方法、期間、費用についてご説明致します。
治療
通院頻度は積極的治療時で1ヶ月に1度です。
ただし、治療方法によっては2週間に1度の場合があります。
治療を開始する時期によって、治療内容、使用する装置が変わります。
保定
歯が元の位置に戻ること(後戻り)を防ぐために、保定用の装置を用い、約2年間の保定を行います。
通院は、2~ 3ヶ月に1度になります。
終了
※ご希望であれば、矯正装置除去後2 年以降(治療の種類により異なります)の術後管理も可能です。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について

  1. 治療中は、矯正装置による不快感や痛みがあります。数日~1週間ほどで慣れることが多いです。
  2. 歯の動きには個人差があります。そのため、予定している治療期間が延びる可能性があります。
  3. 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院、歯磨きなど、矯正治療には患者様のご協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  4. 治療中は、装置が付いているためプラークが溜まりやすくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まりますので、磨き方、磨く時間、使用する歯ブラシの種類、洗口液の使用などが重要です。また、歯が動くと今まで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
  5. 歯を動かすことにより歯根の形が変化したり、短くなることがあります(歯根吸収)。また、歯茎が痩せて下がることがあります(ブラックトライアングル)。
  6. ぶつけたことがある歯や神経を取る治療を受けたことがある歯は、骨と癒着して歯が動かないことがあります(アンキローシス)。
  7. ごく稀に歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
  8. 治療途中に口内炎や金属アレルギーなどの症状が出ることがあります。
  9. 治療中に「顎関節の音が鳴る、顎が痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  10. 治療の進捗状況により、当初予定した治療計画を変更する場合があります。
  11. 治療中に、歯の形を修正したり、噛み合わせの調整を行う場合があります。
  12. 矯正装置が外れた場合に、装置を誤飲する可能性があります。
  13. 装置を外す際に、歯の表面(エナメル質)に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する場合があります。
  14. ワイヤー装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じます。
  15. ワイヤー装置が外れた後、現在の噛み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)や虫歯の治療(修復物)などをやり直す可能性があります。
  16. 顎の成長発育により、歯並びや噛み合わせに変化が生じる可能性があります。
  17. 治療終了後に親知らずが生えてきて、前歯などにデコボコが生じる可能性があります。また、加齢や歯周病の進行などにより歯を支えている骨が痩せると、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。その場合、再治療が必要になることがあります。
  18. 矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。