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2020.05.20歯並びは第一印象に影響する?
人の第一印象は、0.数秒~15秒ほどで決まるといわれています。
「メラビアンの法則」をご存じですか?
「メラビアンの法則」とは「人の印象を決める要素は、どのようなものか」を調査したものですが、その調査によると、下記のような結果が出ました。
- 外見や姿勢、動作などの視覚情報…55%
- 話し方や言葉使い、声の大きさ、話の早さなどの聴覚情報…38%
- 話の内容などの言語情報…7%
この結果から分かる重要なことは、
「人は見た目だけで半分は評価している」ということで、第一印象がいかに大切であるかを表しています。
日本臨床矯正歯科医会が、10代~50代の男女計1,000人に「歯並びと矯正歯科治療」に関する意識調査を行った所、次の結果が出ました。
「歯並びで第一印象が左右されると思いますか?」との問いに、
「思う」:20.4%
「やや思う」:52.2%
と回答があり、合計72.6%の人が、歯並びが第一印象を左右すると感じているという結果となりました。
また、歯並びの重要性は認識しているものの、「ご自身の歯並びに自信がありますか?」との問いに対しては
「自信がない」:22%
「あまり自信がない」:24.2%
と回答があり、合計46.2%の人が自分の歯並びに自信を持っていないという現状が浮き彫りになりました。
さらに「歯をみせて笑うことに抵抗を感じますか?」との問いには、
「抵抗を感じる」:8.1%
「やや抵抗を感じる」:17.8%
合計25.9%となり、4人に1人は自分の笑顔に自信が持てていないという現状が明らかになりました。
そして、30~50歳代の男女400人を対象として実施した、別の意識調査では、
女性の2人に1人が笑う時に口元を隠す経験があり、第一印象で好印象だと思う笑顔は、「歯を見せた笑顔」と回答した人が6割以上でした。
では外国ではどうでしょう?
「(もともと)歯並びが良くない人」の割合は、
日本61.0%
アメリカ58.0%
中国71.5%
で、各国で大きな差はありません。
しかし、そのうちの矯正治療受診率は、
日本21.3%
アメリカ50.0%
中国23.8%
でした。
また、歯並びが良くない人のうち、「治療したいと思う人」の割合は、
日本54.2%
アメリカ79.3%
中国85.3%
日本は海外に比べて矯正治療受診率・治療意向ともにかなり低い結果となりました。
さらに、「自身の歯並びについて歯科医に相談したことがあるか」という問いには、
日本23.5%
アメリカ67.5%
中国74.5%
が「相談したことがある」と回答し、日本では歯科医への相談すらも一般的に行われていない実態が明らかになりました。(矯正歯科ネットより抜粋)
このように日本人の多くは、歯並びが第一印象に与える影響の重要さを認識しており、苦労している経験があるにも関わらず、実際の矯正治療受診率はまだまだ低いのが現状です。
私達はこれらの現状を変えていきたいのです。日本人にとって必要な治療である矯正治療がもっと身近になるよう今後も啓蒙してまいります。