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なんぽ歯科だより

2019.10.22
矯正治療のお話(第7回)歯並びは第一印象を左右する?

日本臨床矯正歯科医会が、10代~50代の男女計1,000人に「歯並びと矯正歯科治療」に関する意識調査を行った所、次の結果が出ました。
「歯並びで第一印象が左右されると思いますか?」との問いに、20.4%が「思う」、52.2%が「やや思う」と回答し、合計72.6%の人が第一印象における歯並びの大切さを感じているという結果となりました。

また、歯並びの重要性は認識しているものの、「ご自身の歯並びに自信がありますか?」との問いに対して「自信がない」が22%、「あまり自信がない」が24.2%で、合計46.2%の人が歯並びに自信を持っていない現状が浮き彫りになり、「歯をみせて笑うことに抵抗を感じますか?」との問いに、「抵抗を感じる」は8.1%、「やや抵抗を感じる」は17.8%で合計25.9%となり、4人に1人は笑顔に自信が持てていない現状が明らかになりました。
そして、30~50歳代の男女400人を対象として実施した、別の意識調査では、女性の2人に1人が笑う時に口元を隠す経験があり、第一印象で好印象だと思う笑顔は、「歯を見せた笑顔」と回答した人が6割以上であった。

さらに他国はというと、「(もともと)歯並びが良くない人」の割合は、日本61.0%・アメリカ58.0%・中国71.5%で、各国で大きな差はありません。しかし、そのうちの矯正治療受診率は、日本21.3%・アメリカ50.0%・中国23.8%でした。
また、歯並びが良くなく未治療の人のうち「治療したいと思う人」の割合は、日本54.2%・アメリカ79.3%・中国85.3%で、日本は海外に比べて矯正治療受診率・治療意向ともに低い結果となりました。
さらに「自身の歯並びについて歯科医に相談したことがあるか」という問いには、日本23.5%・アメリカ67.5%・中国74.5%が「相談したことがある」と回答し、日本では歯科医への相談すらも一般的に行われていない実態が明らかになりました。(矯正歯科ネットより抜粋)

このように日本人の多くは、歯並びが第一印象に与える影響の重要さを認識しており、苦労している経験があるにも関わらず、実際の矯正治療受診率はまだまだ低いのが現状です。私達は、これらの現状を変えていく使命があります。日本人にとって必要な治療である矯正治療がもっと身近になるよう今後も啓蒙してまいります。