新百合ヶ丘駅徒歩4分の矯正歯科なんぽ矯正歯科 川崎・新百合ヶ丘

なんぽ歯科だより

2019.10.22
矯正治療のお話(第3回)なぜ歯並びが悪くなるの? <矯正治療と口腔筋機能療法(MFT)について>

歯並びが悪くなる原因は一つだけではありません。遺伝的なもの、顎の大きさ、指しゃぶりなどの癖、食生活などがありますが、あまり知られていないのが、唇と舌の癖や口呼吸です。

現在生えている歯がなぜそのような位置に並んでいるかというと、歯には絶えず唇からの圧力と舌からの圧力がかかっており、その両方の圧が均等になる位置に歯は並ぶのです。
そのため、唇と舌の癖がある方や口呼吸をしている方の場合、どちらかの圧力が強過ぎる、または弱過ぎる状態になるため、出っ歯や受け口といった症状になるのです。
お口を閉じるのが苦手な方や、お話するときに舌が下の前歯に当たっている方は、唇と舌が正しく動かせていない可能性があります。
これはお子さんだけに限ったお話ではなく、成人の方でも上記の癖がある方は大勢いらっしゃいます。

ご自分が該当するか簡単に確認する方法として、目を閉じて肩の力を抜いてリラックスしたときに舌の先が上顎の歯茎に当たっているか、前歯に当たっているかで判断が出来ます。 舌が前歯に当たっている方は要注意です。正しい舌の動かし方が出来ていない可能性があります。

当院では、そのような方を対象に口腔筋機能療法(MFT)というトレーニングを矯正治療と並行して行います。正しい動かし方を身につけることで、矯正治療自体もスムーズに進み、治療後も後戻りの少ない歯並びを得ることが出来ます。